2017年7月30日日曜日

活動報告:ウガンダNight(7月23日)

みなさま、こんにちは!Global Bridge Network(GBN)です!

ご報告が遅くなりましたが、7/23()に無事ウガンダNightを終えることが出来ました!
当日は40名近くの方々がお越しくださり、会場は大盛況!
ウガンダ大使館のMs. Edith Namutebi Nsubuga(参事官)はじめ、多くのウガンダ人にも参加いただきました。



ウガンダNightオープン♪

会場のCASACOに続々と集まるお客様♪
今回はウガンダ産ジン、シェリー酒、ウイスキー、コーヒー、レモングラスティー、ケニア産ビール、紅茶、南アフリカ産ワインなど、アフリカの様々なドリンクをご用意させて頂きました!
開始早々、ケニアのビールが無くなるという好評ぶり!!
ケニアのビール、TUSKER(タスカ―)もご用意しました!

食べ物は、ピラウ(ウガンダ風炊き込みごはん)、ロレックスを準備しました。
ロレックスは時計ではなく、卵を薄く焼いたもの、トマト、たまねぎ、キャベツをチャパティの上に載せ、くるくる巻いた食べ物です。
ロール&エッグス=ロレックス!となったそうです。笑
(カサコの皆さん、調理ありがとうございました!!!)

ウガンダ名物、ロレックス!(食べかけですみません…苦笑)

ウガンダ紹介の時間では、会場の皆さまからウガンダ人にたくさんの質問も出て、より深くウガンダのことを知ることができたのではないかと思っています。


ウガンダ紹介の時間。

予想を越える来場者の方々に対応しきれず不手際もあったかと思いますが、少しでも皆さまにウガンダのことを知っていただく機会となっていれば幸いです!
さて次回のイベントは8/27()金沢八景にて行います!

イベント名は「Sanyu!」。
ウガンダの言葉で、Happyを意味します。
GBNとアフリカンダンス&太鼓のコラボイベントです!

詳細が決まり次第、またブログやHPFacebookでお知らせ致します!

改めまして、ウガンダNightにお越しいただいた皆様、参加できなかったけど応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!



最後は皆さんで集合写真を☆

引き続きGBNをどうぞ宜しくお願い致します!


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2017年7月8日土曜日

イベントのお知らせ:ウガンダNight ~たまにはウガンダの話をしよう~(7月23日(日)@横浜)

みなさま、こんにちは!Global Bridge Network(GBN)です!

今日はイベントのお知らせです☆

ウガンダNight ~たまにはウガンダの話をしよう~


昨年末に続き、今回はウガンダナイトを開催します☆
ウガンダの文化紹介や音楽、映像などをご用意しています!
ウガンダ産のドリンクや軽食などもご用意していますので、ウガンダの雰囲気を味わえること間違いなしの、どなたでもお気軽にご参加頂けるイベントです!


当日は、普段ネット上でしか販売していないアイテムから、先日スタッフが現地で買い付けた新商品まで、おしゃれなアフリカ産アクセサリーやグッズも販売します♪


本場のウガンダからウガンダ人のゲストも来てくれる予定です。ウガンダに興味がある人はここで友達になっておくといいかも!? ウガンダはなかなか行く機会のない国かもしれませんが、この機会にぜひ新しい文化に触れて見ませんか?


時:2017年7月23日(日)17時~20時
場所:カサコ/横浜市西区東ヶ丘23-1(京浜急行線日ノ出町駅から徒歩5分)
参加費:1000円(1ドリンク+ウガンダのおつまみ付き!)
*アフリカ産ビール、ワイン、ウガンダ産ジンやシェリー、紅茶、コーヒーなど他にも多数ご用意しております。
2杯目からは、別途オーダー頂くことになります。
当日はウガンダ料理もご用意する予定です!
連絡先:info@coc-i.org
お申込方法:Facebook上で参加表明する他、上記連絡先までご連絡ください。


お友達やカップル、ご家族でもお楽しみ頂けると思います♪
当日、皆さまにお会いできることを楽しみにしています!

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2017年7月1日土曜日

【女の子の教育環境改善】布ナプキン作成ワークショップと生理時における衛生管理ワークショップの結果は…?!

こんにちは、Global Bridge Networkです!

ご報告が遅くなってしまいましたが、410日、11日に布ナプキンの作成ワークショップと生理時の衛生管理ワークショップをウガンダのムベンデ県で実施しました!

男性教員も参加し、月経時の衛生管理について話し合った内容を発表している


このプロジェクトの目的は、生徒、保護者、教員たちが自分たちで布ナプキンを作り、正しく生理における衛生管理をできるようになることです。

そして今回のワークショップの後に目指す姿は以下の3つ。
・布ナプキンを作れるようになる。
・生理時の衛生管理についてきちんと理解し、同級生や家族に説明できる。
・生理時の衛生管理について、それぞれの立場で役割と責任について理解する。

対象3校から、生徒30名(女子生徒21名、男子生徒9名)、教員6名、保護者3名の計39名が参加しました。

今回の取り組みでハイライトしたい点は、何といっても男の子を参加させたことです!

月経時の衛生管理における、保護者の役割と責任に関するグループディスカッション
  
女子生徒のみではなく男子生徒も参加させることで、月経に対する正しい理解を深め、生理中の女性に対する偏見や女の子をからかうことを無くすことに繋がります。

また、ミシンを持っている保護者に参加してもらい、今後は自分たちで布ナプキンを作成して使用できるようになること、将来的には布ナプキンの販売による収入向上にも繋がることを目指しています。

ミシンを所有するテーラー兼保護者が布ナプキン作成のデモンストレーションに参加した

材料を裁断している保護者

 今回のワークショップでは、グループディスカッションや質疑応答、グループ発表などにより全員が参加できるようにし、互いの経験談を共有するなど、より理解が深まるように工夫しました。
月経時の衛生管理におけるそれぞれの役割と責任について、グループで話し合った内容を発表
月経時に女の子がどのように感じているか議題を提示する女子生徒

グループをリードする女子生徒
布ナプキンの作り方を実演するトレーナー

生理用ナプキンの使い方を実演するトレーナー

最初は恥ずかしがっていた男子生徒も、月経に関する正しい知識を身につけていくにつれて、自然とグループワークなどでも発言するようになるなど、大きな変化が見られるように…! 
月経時の衛生管理における男の子の関わり方について発表する男子生徒

また、各参加者もそれぞれの立場における役割や責任(※)も認識することが出来ました。

※各々の役割と責任とは
・子ども:月経の周期の把握、ナプキンの処分、使い捨て及び布ナプキンの管理と扱い方(使い捨てナプキンの処分、布ナプキンを洗って乾かす方法など)について正しい知識を得るなど。
・保護者:子どもに生理用品を与える、生理について話す、プライベートな場所を与えるような環境づくりなど。
・教員:トイレを男女別にする、急に生理になった生徒にナプキンを提供できるように学校に生理用品をストックするなど。

このワークショップを通じて出た今後の提案の一つには、布ナプキン購入の資金を持っているのは保護者であるため、継続的な月経の衛生管理のイニシアティブを達成するには保護者との連携が必須であるということでした。

参加者による評価結果の中には、
「布ナプキンを作成する材料が手に入れば、今回身につけた新たなスキルを今後活かしていける」と回答した人が39人中30人、
「この取り組みを他の学校にも広げ、より多くの女の子たちにも受講できるようにする」と提案をしてくれた参加者も39人中35人いました。

一日目のトレーニングで学んだことを二日目にレビュー

トレーニング終了後、参加者たちは月経時の衛生管理における重要な点や、各立場における役割も理解でき、今回のトレーニングは大変意義のあるものとなりました。

布ナプキンの使い方を男の子たちもしっかり聞いている楽しそうな動画が届きました!!

こちらをクリックしてください↓↓↓

https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEirwPlE8pP6i-VwGQ_HzaN78IxPyuqjBmC309HAR1AevDsswzRhXMxTlE9noF4dJe0Hs5RD2l8c9atYi77KvmWm-wZGrRupXhMJevWdnv-DGmufOa4kBHBlpHML5tClSAtgLhx3Om_svuNZ/s1600/%25E5%258B%2595%25E7%2594%25BB%25E7%2594%25BB%25E5%2583%258F.PNG



より詳しく知りたい方は、こちらのレポートをご覧ください!
布ナプキン作成ワークショップ活動報告_20170410

今後の活動も楽しみにして下さい♪

*このプログラムは、株式会社ラッシュジャパン様からの助成により運営しております。

Facebookはこちら



2017年6月27日火曜日

GBN設立1周年のご挨拶



皆さま、こんにちは!
Global Bridge Network (GBN)の大西です。

GBNを設立して、早1年が経ちました!!


振り返ると、NPO法人登録など事務的なことから、様々な準備に追われ、できることからやる、をモットーに走ってきた一年でした。1年前の今頃は、今後どうしていくか話し合いを重ね、私たちの思いがどれだけ実現できるのか、何もかも手探りでした。そして一年が経った今、こうして新しいプロジェクトが動き、イベントも開催でき、着実に形になってきたのは、本当に皆さまのご協力のおかげだと思います。



現在アフリカ・ウガンダで実施している国際支援プロジェクト「女の子の教育環境改善」や「環境保全と地域活性化」はLUSHジャパン様や地球環境基金様からの助成金によりスタートすることができました。このプロジェクトは私たちのパートナー団体である現地NGOSORAKが実施しており、彼らなしでは実現できなかったと思います。



また、NPO法人Connection of the Children(CoC)とコラボした「アフリカンナイト」、様々な分野の人が集まるイベント「八景の色々ないちにち」にも出店させていただき、少しずつ私たちの活動を知って頂く機会も作れたこと、また参加して下さった皆さまに楽しんでいただけたことは本当に嬉しく思います。



今年度は、引き続きウガンダ現地の支援を行いながら、今実施している取り組みを継続させること、そうした取り組みを別の地域にも拡大していくことを予定しています。また孤児の支援など、新しい事業も始められればと思っております。



また、7月には「ウガンダナイト」というイベントを横浜で開催しますので、ぜひぜひお越しください!(詳細は別途Facebookやブログ、HPでご連絡します。)



また個人的な繋がりにより世界的に有名なミュージシャンを日本に呼んでコンサートを行うことも計画しています。これは実現の可能性が見えた段階でお知らせしますので、楽しみにしていてくださいね。



最後に、フルタイムの仕事を別に持ちながらGBNの事もこなすのは正直大変ですが、同時にこれがあるから頑張ろうと思える自分もいます。走り続けてゴールはどこにあるのかとも思いますが、続けるためにはこれで良いと満足しないことかなと個人的には思っています。ですので、時々休んだり、歩いたりもしますが(←作業が追い付かない時もあり… ^^;)、何より継続することが大切だと思っております。

GBNは皆さまのおかげで続けられるところもありますが、皆さまにとっても思いを実現できる場でありたいと思っています。まだまだ至らない点だらけだとは思いますが、これからも成長を見守っていただき、引き続き皆さまからのご支援・ご協力を頂けますと幸いです。



これからもGBNをよろしくお願い申し上げます。

大西麻衣子



*GBNのFacebookページ* https://www.facebook.com/globalbridgenetwork/

*GBNのFacebookページ*

2017年5月21日日曜日

【環境保全】新規事業開始します!~レモングラス栽培による環境保全・環境教育および収入向上事業~

みなさま、こんにちは!Global Bridge Network(GBN)です。

タイトルの通り、本日は新規事業開始のお知らせです☆

事業名:レモングラスの栽培拡大と環境教育による環境保全事業 (ウガンダ共和国)
実施期間:201741日~2018331
事業地:ウガンダ共和国 ムベンデ県、チェゲグワ県
受益者:約5,050名以上
目的:ウガンダの ムベンデ県と チェゲグワ県にて、不毛な土地におけるレモングラス栽培と環境教育を通して環境保全を促進する。
活動内容:
 ①学校での環境教育、女性・青少年を対象にした環境保全・レモングラス栽培トレーニング
 ②地方政府に対する環境保全に関する政策や意思決定への働きかけ
 ③レモングラスの栽培拡大

事業の背景や詳細はこちらからご覧頂けます。

耕作地を求め、住民が森林を伐採し、土地を焼いてしまった

本事業は、(独)環境再生保全機構様の地球環境基金という助成金にて事業を実施できることになりました。
また、本事業の運営主体となるのは、これまでも現地パートナーとして一緒に事業を行っているウガンダのNGO・SORAKです。
GBNは、彼らの代理団体として日本から活動をサポートします。
レモングラスを通じて、少しでもウガンダの環境破壊が軽減されますように…!

レモングラス栽培農家とSORAK代表(右端)

余談ですが、青年海外協力隊員として本事業地のムベンデ県に2年間いた際も、家庭での薪用に森林伐採が進み、環境破壊が進んでいるという話をよく聞きました。実際に、いたるところで木が伐り出され、運ばれている光景を何度となく目にしました。
薪を使用して調理をする家庭が大多数なので、生活には欠かせません。
そして今回、別の業務でウガンダに来ていますが、干ばつの影響もよく耳にします。
土地が荒廃する、農作物が育たず野菜が高騰するといった話です。(他にも、飢餓や井戸の水が干上がるなど…。)
レモングラス栽培を通じて、ウガンダに豊かな土壌が戻ることを願っています。

そしていつか皆さまのお手元にも、ウガンダで丁寧に作り出されたレモングラスの製品をお届けできたらと思っておりますので、GBNもこれまで以上に頑張ります!

現在SORAKが生産しているレモングラスのエッセンシャルオイル

引き続き、皆さまのご支援・ご協力を宜しくお願い申し上げます。










2017年5月14日日曜日

アフリカンアイテムの使い方♪(Bereesera編)

みなさま、こんにちは!Global Bridge Network(GBN)です!

さて本日は、GBNのウェブショップでも好評のBereeseraのアイテムについてです☆
Bereeseraは、ウガンダで日本人女性が立ち上げた現地NGO。女性の収入向上支援を目的に、アフリカの布(チテンジ)とアフリカのレザーを組み合わせた商品を製作している団体です。以前このブログでも紹介させて頂きました!
こちらをクリック☆

先日、商品をご購入いただいたお客様から、素敵な写真が届きました!
こちらです♪
プランターの下から、チテンジがチラリ☆

天空の城ラピュタの巨人兵のプランターの下から、
チテンジがのぞいてます☆

もともと、鍋敷きもしくはマウスパッドなのですが、このような使い方も出来るとは…!
お客様からは、「エスニックにも和風にも合いそうです!」とコメントを頂きました☆素敵なアイデアに感謝です♪

Bereeseraのアイテムはこちらをクリック♪

GBNのウェブショップのアイテムは、ご購入いただくことでGBNの運営や各種プロジェクトに充てさせて頂く仕組みとなっています。
お買い物を通じて世界とつながりを持てる、国際協力にもつながります!

その他のアイテムもこちらから♪

引き続き、皆さまのご支援・ご協力を宜しくお願い申し上げます。


2017年4月12日水曜日

【女の子の教育環境改善】ベースライン調査の実施報告

こんにちは!Global Bridge Network(GBN)です!

「生理で学校に行けなくなる女の子の教育環境改善事業(ウガンダ)」がスタートいたしました!

今回の投稿は、株式会社LUSHジャパン様から頂いた助成金をもとに開始した、アフリカのウガンダで進行中のプロジェクトの初期調査の実施レポートです
このプロジェクトは、女の子が生理中にからかわれたり、学校を休んだりすることで退学に繋がってしまう…という問題を解決して、女の子たちが継続して学校に通えるようにサポートする活動です。
プロジェクト開始にあたり、現地の状況を把握すべく、現地NGOのSORAKがベースライン調査を行いました。SORAKから届いた実施レポートを翻訳してお届けします!




 ***ベースライン調査の実施報告***




今回の調査は2017434日の2日間に渡り、ウガンダのムベンデ県にあるプロジェクトの対象校である小学校3校で、生理が始まった女子生徒84名を対象に実施した。



アセスメント前にブリーフィングを受ける女の子たち
@プレシャス・チャイルド・ラーニングセンター


<目的>

本調査の目的は、彼女たちが置かれている現在の状況を把握すること、そしてこの調査結果に基づき、農村地域の青年期の女子生徒たちが、月経に関する知識を習得し、生理中に衛生的な自己管理をできるよう事業を実施するためである。この調査結果は、彼女たちにより良い環境を提供できる効果的なプロジェクトを計画・立案するために重要な情報となる。そして、劣悪な環境にいる女の子たちが基礎教育を修了し、結果的に更なる活躍の場を与える(女性エンパワーメントを強化)ためにも不可欠なことである。




リサ―チ・アシスタントが説明している様子
@プレシャス・チャイルド・ラーニングセンター
<対象校>
今回の調査は、ウガンダのムベンデ県にある小学校3校で実施した。1校は孤児や劣悪な環境にいる子どもたちを対象にSORAKが運営しているプレシャス・チャイルド・ラーニングセンター。残り2校は、カトリック教会が創立し、政府の助成を受けている聖ジョセフ・チバリンガ小学校と、イスラム教会によって創立され、政府の助成を受けているルワウナ小学校である。

<調査のメンバー>

今回の調査は2017年4月3日,4日の2日間に渡り、以下の女性チーム4名によって実施された。

メンバーは、チームリーダーのEmilly KatamujunaSORAK(現地NGOGBNのパートナー団体)プログラム・マネージャーHadijah Nakiruuta、リサーチ・アシスタントのElizabeth Nakinobe Milly Nalugyaである。

注)女の子に対するデリケートな質問も含むため、敢えて女性だけのチームを構成した。


チームリーダーのエミリーと他のメンバーが
アセスメント前に女の子たちに説明している様子①
@聖ジョセフ・チバリンガ小学校

チームリーダーのエミリーと他のメンバーが
アセスメント前に女の子たちに説明している様子②
@聖ジョセフ・チバリンガ小学校



<手法>
今回の調査は、生理が始まった女子生徒のみを対象としている。彼女たちは識字水準が低いため、インタビュー実施者が直に質問をしながら進める方式を取った。前述したように調査対象が女の子のため、女性のみのチームで調査を実施した。

ブリーフィングの内容
・月経とは何か、なぜ月経が起きるのか
・生理中に女の子が直面する課題
・生理前・生理中に起きる身体的・精神的変化
・生理に対する適切な衛生管理とケア
・使い捨てナプキンと再利用可能な布ナプキンのつけ方(使い方)の実演
・他の女の子たち(自分以外)は生理中どのようになるかについて簡単に説明
例)「不安」、「怖い」、「居心地が悪い」、「皆から見られている」という感情を持つこと。また、学校を欠席する、セーターのような衣類を余分に腰に巻いて登校している状況など。





女の子が質問を受けている様子
@聖ジョセフ・チバリンガ小学校

リサーチ・アシスタントが生理用ナプキンを見せている様子
@聖ジョセフ・チバリンガ小学校



<調査状況>

今回の調査では、既に月経が始まった女の子150名を対象とする予定だったが、実際にはプレシャス・チャイルド・ラーニングセンターから4名、聖ジョセフ・チバリンガ小学校からは43名、ルワウナ小学校からは37名の合計84名が対象となった。理由は、月経を迎えている女子学生が多い学校の7年生が帰宅した後にこの調査が行われ、月経を既に迎えた女子学生が少なかったためである。




調査チームが直面した課題は以下である。

・アンケートの質問が多量だったため、女の子たちは最後まで集中力を保てなかった。

・自分の年齢、誕生日を知らない女の子たちがいた。

・自分の月経について適切に把握していない女の子がいた。例えば、月経期間の日数、次の月経までの平均周期など。(日本では、一回の生理の日数、次の生理がいつ来るのかを記録して、大体把握している)




リサーチ・アシスタントが調査概要を説明している様子
@ルワウナ小学校


上記のような問題に直面したが、女の子たちに熟考する時間を十分に与えることで対応した。具体的なデータ導き出すために、調査チームは十分な時間をかけて彼女たちに説明した。そのため、最初に調査を実施した聖ジョセフ・チバリンガ小学校では午前からスタートし、午後1時に調査を終了する予定が、実際に終了したのは午後630分だった。この経験を活かし、他の2校プレシャス・チャイルド・ラーニングセンターとルワウナ小学校では、予定通り午前9時から午後1時の間に実施することができた。全体を通して、女の子たちだけでなく、学校の管理者が大変関心を持って協力してくれたため、今回の調査を無事に実施することができた。


リサーチ・アシスタントが生理用ナプキンの使い方の実演
をしている様子@ルワウナ小学校



<調査チームが得た教訓>

今回の調査を通じて、以下の教訓を得た。

・青年期の女の子を対象とする場合、彼女たちの両親から同意を得る必要がある。今後、性教育、ジェンダー(男女平等)啓発、再利用可能な布ナプキンの作成トレーニングの実施において、特に親の理解を得ることが重要である。なぜなら、性に関する話は伝統的にタブーであり、彼女たちの親が子どもに性教育をしていることを知ると、不道徳なことを教えていると捉える可能性が存在するためである。

・親たちは、月経について子どもに話すことはとても恥ずかしいと感じている。今回の調査で女の子たちは性について話すことを不安に思っており、親の許可を得る必要があると分かった。よって、生理ナプキン作成トレーニング、衛生・性教育、およびジェンダー平等の意識向上の活動をする際に、親も参加させる必要がある。親もこれらの活動に参加することで、我々の活動が子どもたちにとって意義のあるものだと理解し、受け入れることができると思われる。





女の子たちがリサーチ・アシスタントの実演を見ている様子
@ルワウナ小学校


<今後について>
以上の得られた教訓を基にできた今後のプランは、ミシンを所有する保護者の女性を各学校に1名配置することである。そうすれば、その保護者と共に、教員と子どもたちで生理ナプキンを作成する活動を持続することができる。ミティアナ県(ムベンデ県の隣県)では、保護者1名を巻き込むことで、生理用ナプキン作成の活動が成功した事例がある。よって、各学校に女性の保護者1名とミシンを配置し、生理用ナプキンを作成していくことを決定した。


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以上が現地からのレポートです。

日本と異なる文化的背景や経済状況がウガンダにはあり、女子生徒たちの状況は深刻です。GBNでは現地と綿密にやり取りをしながら、引き続きプロジェクトを進めてまいります。

ウガンダの女の子たちが継続して学校に通うことが出来るよう、皆様からのご支援を頂けますと幸いです。

レポートはこちら
ベースライン調査報告_April 2017.pdf


*GBNのFacebookページ*